青年部

活動内容

台和青年部50周年記念事業『歳の神』

 

古くより登戸台和地区で行われておりました「歳の神」。お正月飾りやお守り、書初めなどをお焚き上げする新年の行事で、「川崎市無形民俗文化財」にも顕彰されております。

しかしながら、開催場所確保の問題など諸事情により、平成十一年を最後に実施することが困難となり、中止せざるを得なくなりました。

この度、台和青年部が創部50周年という節目を迎えるにあたり、歴代の青年部部長様はじめ歴代部員様、更には町会役員の皆様など、多くの方々のご尽力により、規模を縮小する形にはなりますが「歳の神」の開催にこぎつけることが出来ました。

川崎市無形民俗文化財にも顕彰されている伝統のある「歳の神」、地域の皆様が一堂に集い、ひとつの火を囲み、一年間の健康・無病息災・五穀豊穣を願う場として頂ければ幸いです。

 

 

昭和62年頃の「歳の神」の模様は以下にてご覧いただけます。

「登戸台和町会の歴史」

令和6年度歳末夜警

 

 

●令和6年12月28日(土)

 21時~23時

●令和6年12月29日(日)

 21時~23時

●詰所:マルヨホール

 

【活動内容】

・登戸稲荷社、夏・秋祭礼太鼓運行協力

・台和さくらまつり 出店、協力

・台和町会盆踊り 出店、協力

・登戸連合町会親子運動会 参加

・子ども会行事 協力

・地域小中学校行事 協力

・歳末夜警の実施ならびに社名運動への協力



台和青年部の歴史

○会が発足するまで

昭和47年頃市議会の選挙にからみ多くの友ができた。佐藤隆二君、高橋時雄君、小泉三郎君…。昭和48年の地方選にむけて選挙の手伝いをした。よくまとまった同志であった。選挙が終わりこの仲間が何か目的を持って活動することがないかと話し合い、横のつながりには青年会を作ろうではないかと…、仲間を誘い小さな輪をだんだんと大きくしようではないか、40歳になろうとしていた友が青年会では抵抗があったが平均寿命が70歳台となった今日40歳ではまだ青年だ、オレ達はいつまでも青年であるとの心をもって進もうと発会した。

 

○何をすれば

せっかく集まった仲間と何をしよう。まず地域の情報交換をしよう、そして古くから伝わり昭和24、5年まで続いた歳の神を復活させようではないか。

 

○歳の神  

昭和51年1月14日から15日、台和地区で30年ぶりに登戸359番地にて製作した。この地には古くから伝わる焙烙型を造り上げた。またその年には近隣で造られている巻き上げ型も造った。この当時は製作に必要な材料の稲藁も多くあり、材料の調達は簡単であった。

 

○市民ミュージアムに永久保存される

造られた歳の神はマスコミで報道され次の年には市内の研究者をはじめ多くの見学者が14日の夜に集まり復活した祠の中で歳の神談議で花が咲いた。そして昭和63年、川崎市より永久保存の話が町会にあり、藁、竹などを防虫加工し青年部のメンバー、町会役員で造り上げ、現在も展示され多くの見学者が訪れている。

 

○台和町会組織に加入

昭和51年町会の総会で青年会が組織の中に入ることとなり、青年部として町会活動に協力する運びとなり、運動会、盆踊り、祭礼などの行事に積極的に参加するようになった。

 

○盆踊りとトウモロコシ

トウモロコシを秋川地区より買ってきて大釜でゆで、参加者に買っていただいた収益で防犯看板を作り町内の防犯活動に協力した。毎年何百本もトウモロコシを仕入れに行ったので生産農家の人と予約して作ってもらった年もあったが、盆踊りが台風などで延期になると実が出来過ぎてしまう為、困ったこともあった。

 

    

台和青年部二十周年記念誌(齊藤一男初代部長挨拶)より抜粋